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【社会】「殺意を感じている」深谷市長へ殺害予告 “自分と猫の生活保護が打ち切られた男”にネット上では賛否

 ペット業界の主役は今や、完全に犬から国民的ペットの座を奪いつつある猫だ。

 全国のペット飼育数は犬の約992万頭に対し、猫は987万頭と猛追している。(一般社団法人ペットフード協会調べ2015)

 そんな猫が120匹住む「猫の楽園」が埼玉県深谷市にあるという。

 実際に訪れてみると、そこは「猫の楽園」という言葉から連想されるものからはほど遠かった。一軒家と見られる住宅にはゴミが散乱し、ドアには頑丈な鍵とチェーンが付いている。もはや、「猫屋敷」だ。

 情報によれば、この家に暮らしている男性が、ある時から野良猫を集め始め、今や120匹の猫が住みついたという。

 「みんなぶっ飛ばしたい気分だ。俺は必死になって助けてるんだから。」と激昂する男性は120匹の猫を守る為、信じがたい行動に出た。

 「市長にはハッキリと殺意を感じている 殺される前に殺した方がいいと考えている」

 自分と猫の生活保護が打ち切られたのは市長のせいだとして、SNS深谷市長への殺害予告ともとれる書き込みをし、脅迫の疑いで先月16日に逮捕された。その後、不起訴処分となった。

 なぜ男性は市長殺害をほのめかしたのだろうか。

 「俺が捨てた猫は一匹もいない。野良猫問題はみんなの問題なんだからゴミ片付けるのを手伝ってくれよ。この家にいる限り、猫は殺処分施設に連れていかれることはない」と猫を殺処分から守る為の行動だと主張した。

 月のエサ代には12万円ほどかかっているといい、2年前まで受給していた生活保護で賄っていたという。現在は保護が打ち切られ、猫の支援者の寄付で自分の生活費と猫のエサ代を賄っている。

 家賃は未払いで、電気・ガスは止められているが、携帯電話の充電には近所の家の電気を借りている。

 「そこの家にも猫がいる。その猫の世話を俺がしている」というのが言い分だ。

 猫の小便など、臭いも鼻をつく。至る所に猫が溢れかえっているため、男性は玄関で寝ている。

 ネットの反応は様々だ。「(不衛生な環境で買うのは)猫への虐待疑惑」「猫のため、猫好きと自称しているが中身はただの独りよがり」という否定派から、「動物愛護団体では出来ない事を一人でやっていた」などの賛成意見もあり、意見が飛び交った。

 こうした問題の背景にあるのは捨てられた猫の増加であるが、猫の殺処分数が8年連続でワーストであった茨城県が新たな取り組みを始めた。

 茨城県議会いばらき自民党が、県犬猫殺処分ゼロを目指す条例を提案し、飼い主に対しては「犬や猫が天寿を全うするまで飼育すること」、ペット販売業者に対しては「客が飼い切ることが困難と思われる場合販売しない」と努力義務を掲げた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00010000-abemav-soci